2016年06月19日
よろしゅうおたの申します。其の二十七
暑うなりましたなぁ。
着物着付け・鬘・メンテ担当の谷口どす。
梅雨の時期で京都はものすごぉ蒸し暑おす。
こんな季節に京都観光言うても
なかなか出歩けしまへんけど
今回は四季で皆さんに着てもろおてる
着物の素材・絹を奉った神社を
ご紹介させてもらいまひょ。
京都の西側に その名も
蚕の社(かいこのやしろ)と言う所があるんどす。
正式には木嶋坐天照御魂神社
(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)
言わはる 早口言葉みたいな名前の神社どす。
西暦700年代初めにすでに「続日本記」に
記載されてはる古社で
古墳時代に勢力を持っていた「秦氏」が造ったとされてはります。
この秦氏は渡来系の氏族で 日本に来た時に
養蚕・機織などの技術を持ち込んだと言われてはります。
おかげで日本の民族衣装の高級品は 絹を使うように
なったんどすなあ。
ところで今この蚕の社を有名にしてはるのが
この3本脚の鳥居どす。
変わった 面白い鳥居どすやろ
近くまで入れまへんのやけど
ちょっと神秘的な雰囲気の場所どす。
またそのすぐ横には元糺の森言うホンマに
厳かな森と池の後も有るんどす。
市内北や東とは違う 古代日本の
ロマンみたいなトコどすさかい
一度見に行っておくれやす。
ほな今回もこれで失礼させてもらいまひょ
おやかまっさんどした.
蚕の社 木嶋神社へは
市バス・京都バス 蚕の社 下車 徒歩3分
京都地下鉄 東西線 天神川下車 徒歩10分
境内 自由
舞妓変身スタジオ四季