2017年01月5日
えぇ新年お迎えになりましたやろか
あけましておめでとうさんどす。
着付け・鬘・メンテ担当の谷口どす。
今年も一年よろしゅうおたのもうします。
みなさん そろそろお屠蘇気分もぬけはりましたやろか。
美味しいもんようけい食べて
ちょっとふくよかにならはったんちゃいますか
お正月の松の内も後二日
最後の七日はお腹を休める春の七草を頂く日どすなあ
1月7日は 1年に5つある最初の節句の日どす
『人日(じんじつ)の節句』言うて人を大切にする日なんどす。
日本には 中国から風習や行事がようけい伝わって来ましたさかい
そのうちの一つが春の若菜摘みの風習と交わって
1月7日に七草粥を食べると言う行事になったんどすなあ
七つの草どすけど
1つ目の 芹(セリ)は 競り勝つ言うて縁起が良いんどす。
鉄分や食物繊維が有って 貧血・便秘なんかによろしおす。
2つ目の 薺(なずな)は 撫でて汚れを除くと言われてます。
ぺんぺん草言うた方が分からはりますやろか
解毒作用やむくみにも効果が有るんやそうどす。
3つ目は 御形(ごぎょう)で 仏様の体の事どす。
のどの痛みをやわらげたり 痰や咳に効果が有るんどす。
4つ目は 繁縷(はこべら)で 繁栄する言うことどす。
腹痛や胃炎 それに歯槽膿漏にも良いんどす。
5つ目の 仏の座(ほとけのざ)は 仏の安座のことどす。
整腸作用があり食欲増進 それに歯痛にも良いんどす。
6つ目は 菘(すずな)言うて 神様を呼ぶ鈴のことどす。
これは 蕪(かぶ)のことどす。
胃腸を整えたり消化を促進したりする他
しもやけやソバカスにも良いんどす。
最後は 蘿蔔(すずしろ) 汚れのない清白と言われます。
言わずと知れた大根どす。
風邪予防や美肌効果 それに抗ガン作用も期待できるんどす。
お粥さんどすし 作るんは難しいことおへん
ごはん1杯に水3カップと塩小さじ1を入れて火にかけ
煮立ったら弱火で10分程炊いて 刻んだ七草を入れたら
出来上がりどす。あんまりかき混ぜたらあきまへん。
7日には 七草粥を食べて 邪気払いをして
一年の無病息災を願っておくれやす。
ちなみに よく知られている《秋の七草》以外に
《昔の七草》《夏の七草》言うのも有るんどす。
《秋》以外 みんな食べられるんどすえ。
ほな 今回もこれで
おやかまっさんどした。
舞妓変身スタジオ四季