2018年07月27日
新しい世界~新版画~
こんにちは!
メイク・着付け担当の新堂です☆
毎日暑すぎてとろけてしまいそうですが、いかがお過ごしでしょうか・・・!??
少しでも涼しい場所で、リラックスできる展覧会をご紹介したいと思います☆
京都伊勢丹 美術館「えき」KYOTO
で開催中の
「新版画展 美しき日本の風景」です!!
「新版画」という言葉は、馴染みのないものだと思います!
日本の歴史で版画と言えば、まずは浮世絵を思い浮かべますね!!
江戸時代に浮世絵が誕生したことで大量印刷が可能になり、庶民の間でも絵画が楽しまれるようになりました(´・ω・`)
しかし、盛り上がりを見せた浮世絵は、時代と共に収束に向かい、それらの技術は次の時代へと受け継がれ、大正から昭和初期にかけて「新版画」として発展して行きました!!
「出雲 安来清水」川瀬巴水
薄暗い、夜を舞台とした作品なのもあってか、とても浮世絵的な雰囲気です!
建物の朱色と木の緑色が、とても良いアクセントになっていますね\(^o^)/
しかしこの色合い、江戸時代にはない発色であるのが新しさを感じます(*≧∀≦*)
「木曽の寝覚」川瀬巴水
版画とは思えないくらいの色数ですね!!
新版画は、浮世絵と比べてとても色彩豊かなのが特長です!
色数もさることながら、色彩も豊かで細かい!!
はっきりした色調で表現されているので、写実のなかにも浮世絵を感じることができます!
「黒部川」吉田博
水の表現などが浮世絵とは異なり、水彩画のようなやさしい作品ですね(*^O^*)
浮世絵は、色の指定を色の名前で行っていたそうですが、新版画では水彩画で細かく塗り分けていたとか!(@_@)
この微妙な色のトーンを表現するのに、いくつの版が必要なのか・・・
想像もできませんっ(*_*)
浮世絵の庶民的さに芸術性を上乗せした、全く新しいものを創り出そうとしている感じが伝わります(*^O^*)
「はやせ」吉田博
水彩スケッチのような作品ですね(*´∀`)
色が多彩でとても綺麗(*´-`)
桜の枝の入り方は浮世絵的なのに、バックの建物は写実的で、新版画らしい表現です!!
日本の伝統を守りつつ、新しい芸術を求めた新版画の世界!
新版画は海外での評価が高く、世界の著名人の手にも渡っているそうです!!
例えば、ダイアナ元妃やスティーブ・ジョブズなどもコレクターのひとりだったとか!( ☆∀☆)
そんな日本が誇れる、新版画!!
一度、堪能してみて下さいね(*´∀`)
美術館「えき」KYOTO
http://kyoto.wjr-isetan.co.jp
「新版画展 美しき日本の風景 」
7月5日 (木)~8月1日 (水)
●場所:京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
●開館時間:午前10時~午後8時
●休館日:ジェイアール京都伊勢丹の休業日および展覧会準備日
●入館料:一般800円 高・大学生600円 小・中学生400円
●住所:〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
●問い合わせ:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹・大代表)
●アクセス:JR、近鉄、京都市営地下鉄烏丸線「京都駅」下車すぐ
舞妓変身スタジオ四季