能装束の文様

みなさんこんにちは。

みなさんは、日本の伝統芸能である「能」を鑑賞したことはありますか?

先日私は、平安神宮で行われた薪能を鑑賞してきました。

幽玄な炎に揺らめく舞台は、とても美しかったです。

今回は、能装束でよく用いられる文様の話をしたいと思います。

能装束で多用される幾何学文様の代表として、六角形を基本とする

「亀甲(きっこう)文」が挙げられます。

この文は、亀を象徴したものですが、

亀は瑞祥と長寿を担う霊獣として親しまれています。

この文様、四季の帯にも、もちろんあります。

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緑の帯は、ピンクの着物や淡い黄の着物に合わせるとカワイイですよ♪

また能装束には、「立湧(たてわく)文」や「唐草文」もよく用いられます。

唐草文は、植物の美しさ、豊穣を生み出すその生命力を表すそうです。

また、その植物の旺盛な繁殖力を持つつる草のうねりが人々を惹きつけたそうで、

その力を取り込むために、渦巻くつるで表面を覆い尽くす文、唐草文が生まれたそうです。

立湧文は、唐草文の発展形の1つと言われています。

立湧文は、うねる二本のつる草が縦に並び合う姿をしていますが、

これを「沸き立つ雲の形」だとするのは、「見立て」によるものなのだそうです。

この立湧文も、四季にはあります。

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青い帯は黒い着物や白い着物に合わせて、

すっきりと幽玄に美しく合わせられます。

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黒い帯は、赤い着物に合わせて、カッコよく着こなせます。

本日ご紹介した文様は、「有職文様」とも言われ、

日本では朝廷や公家、武家の間で用いられていたそうです。

文様の意味や由来を背景にして、お着物のコーディネートを考えるのも楽しいですよ♪

舞妓体験スタジオ 四季

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