2015年06月25日
月はおぼろに東山
月はおぼろに東山
霞む夜毎のかがり火に
夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖に
祇園恋しや だらりの帯よ
みなさまこんにちは。
着付け(見習い)、メイク(先日デビュー)の新人スタッフ、出嶋です。
みなさまはこの歌をご存知ですか?
この歌詞は『祇園小唄』という歌のもので、
「振袖」、「だらりの帯」、「口紅」などの舞妓さんを連想させる語句が 散りばめられています。
現在でも京都の花街の舞妓さんたちが、 この曲にあわせて舞踊します。
この曲は4番目まであり、 春夏秋冬を歌っています。
カラオケにもこの曲が入っていますので、 私はよくこの曲をカラオケで歌っています。
本日はもう一首、ご紹介します。
「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる」
これは、歌人の吉井勇がうたったものです。
この歌碑は、祇園の白川周辺にあります。
吉井勇は大正、昭和期の歌人なのですが、
大正ロマンの時代の中で、お座敷遊びをなさっていたそうです。
実は吉井勇、京都の東山に眠っていらっしゃると思っていたのですが、
まさかの、お江戸は青山に眠っていらっしゃるそうです。
祇園には、本当にたくさんの物語があり、歴史がつまっています。
私も上司から花街のお話を聞き、
毎日が新しい発見で、ワクワクしながら日々を送っています。
あなたも、花街のお話に耳を澄ませながら、 舞妓体験をしてみませんか?