2015年09月8日
よろしゅうおたの申します。 其の七
毎度おおきに。 着付け・着物メンテ担当の谷口どす。 九月に入って 涼しゅうなったんはよろしゅうおすけど よお降りますなあ。 秋の長雨とは言うもんの 観光で京都におこしやす皆さんには 残念なおてんきどす。 今日は 前回の続きみたいなとこ ご紹介させてもらいます。 京都の真ん中を 南北に通ってます 2本の大通りのうち 1本が堀川通り言うて、 前回紹介させてもらいました 晴明神社さんが面している通りどす。 堀川言うぐらいどすし 川があると思てくれはると嬉しいんどすが この川 今はきれいに整備されましたが 通りからは見えへんぐらい 小さい流れどす。 昔は この川で友禅流ししてたちゅうぐらい 京都にはなくてはならん川どしたが いつの間にか 忘れられてしもおた川になってしまいました。 それを ちょっと気の利いた散歩道にしたのが今の堀川どす この堀川の流れが見える 一番北の端に架かっているのが 今日ご紹介する一条戻り橋どす。 葬儀の柩がこの橋を渡っつているときに 中の亡くなった人が生き返ったところから 戻り橋と言われてますけど、 京都の古くからの謂れでは 平安時代に渡辺綱が 鬼に遭遇したところとしても有名どすなあ 又 戦時中 生きて帰ってきたいと 出征前にわざわざこの橋を渡りに着た兵士もいたそうです。 観光に来て、又いつか京都に戻って来たいと思う方 是非渡って帰っておくれやす。 この橋も 堀川の改修の時 掛け替えられて 今は平安ロマンを感じない モノになってしまいましたけど 旧橋は 晴明神社に一部が保存されてますさかい 見に行っておくれやす。 では、次のブログも この近場を予定しております。 京都の観光の参考にしておくれやす。 舞妓変身スタジオ四季