2017年02月13日
「木花開耶姫」なんて読むんか知ったはりますか?
寒い日が続きますなあ。風邪ひいたはりまへんか?
着物着付け・鬘・メンテ担当の谷口どす。
今回ご案内させてもらいますのは
京都市内で安産の神さんとしてとっても有名な「わら天神」さんどす。
京都にお住いの方でお腹に赤ちゃんを授かった方なら
一度はお参りに行かはる有名な神社どす。
御祭神として祀られてはるんが
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。
美人の神さんとしても有名な方どす。
なんや神さんと思えへんようなお名前どすけど
日本の皇室のご先祖様とされてはる女神なんどす。
嫁いですぐ何人も赤ちゃんができたそうで
安産・子授け・子供の成長守護の神さんどす。
そやからお参りしはった妊婦さんが出産後
無事生まれたお礼と あんじょう育つようお願いを
赤ちゃんのよだれかけに書いて奉納しはるんどす。
ホンマは敷地神社と言わはるんどすけど
誰に言うても わら天神さんの方が分からはります。
バス停も「わら天神前」と言うんどす。
なんで「わら」と言われるようにならはったんか…と言うたら
昔は神さんへのお供え物を藁を編んだ籠に入れてたんどすけど
安産を願う妊婦さんが 抜け落ちた藁を安産のお守りとして
持って帰らはったんで わらの天神さん言う通称になったんやそうどす。
今もここのお守りは「わら」どす。
このわらに 節が有れば男の子 無ければ女の子言うて
生まれる子供の性別を占うのも有名なお話どす。
元々もうちょっと北に在ったんやそうどすけど
金閣寺の造営時に 参拝に不便になって今の場所に移らはったそうどす。
そやさかい 金閣寺からでも歩いて行けるトコどす。
是非一回お詣りしとくれやす。
ほな今回もこれで
おやかまっさんどした。
わら天神宮「敷地神社」へは
市バス わら天神前下車 徒歩3分
境内 参拝自由
舞妓変身スタジオ四季