着物カタログ
kimono catalog

くすだま

`くすだま`は「薬玉」と書きます。よく、金色などの丸い玉にひもがついていて、ひっぱると紙吹雪とともに`祝・優勝`なんて出てくるあのくす玉です。もともとは、端午の節句に厄除けとして飾られたもので、カゴや袋にお香を入れ、薬草であるショウブやヨモギと造花で飾り、五色の糸を垂らし、厄を払い、長寿を願ったのだそうです。この縁起の良いくす玉が、華やかに構図されているお着物は、赤地のお着物人気ベスト3の一枚です。色々な花で丸く飾られたくす玉から、ひもがなびいて、花びらが散っている様は、春の爽やかな風を感じます。本当に着物って、一枚の絵画ですね。